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陥没乳首の原因と対策は?

陥没乳頭 原因

陥没乳首でお困りの方、その原因をご存知でしょうか?

陥没乳首の原因には、次のようなものがあります。

・先天性の乳管の発育不足
・バストが急に大きくなった
・後天性の場合は、病気のサイン

今回は、治療や対処法についてもご紹介していきます。

陥没乳首とは?

ハテナ

最近の傾向として、陥没乳首は若い女性に症状が多いと言われています。
成人女性の割合でみると、10人に1人が片側または両側が陥没乳首であると言われています。
このように同じ悩みを持つ方が、多くいることがわかります。

女性に多いのは確かですが、男性がならない訳ではありません。
女性は授乳などの関係で、乳頭を使うことがありますが、男性は機能として使うことがないため、そこまで大きく問題視されないのが現状です。

ですがやはり、見た目の問題として、男性でも気にならない訳ではありませんよね。

陥没乳首の症状は?

これらの症状の特徴は、乳首が出っ張っていない状態、または乳輪の内側に入り込んでいる状態を指します。

乳輪とほぼ同じ高さや少ししか出ていない状態は、扁平乳頭と言います。

1番わかりやすいのは、見た目の違いになります。
そして最初にお話ししましたが、珍しい症状ではないのです。

仮性陥没乳首(乳頭)

陥没乳頭には仮性のものと真性のものがあり、刺激を与えると乳頭が突起する場合は、仮性と言い軽度の症状になります。

真性陥没乳首(乳頭)

一方で、刺激を与えても乳頭が突出しない場合は、真性と言い重症の症状になります。

陥没乳首の原因は?

陥没乳首の原因は?

「なぜ私だけ?」と思っている方も多いと思います。
陥没乳頭の具体的な原因は・・・

■先天性の乳管の発育不足
■バストが急に大きくなった
■後天性の場合は、病気のサイン

乳管の未発達

基本的に先天性のもの!
乳官が固くなることで、乳腺によって乳首が内側に引き込まれてしまうのが原因!

乳房の脂肪組織の中には乳腺が広がっており、ストローのように何本もの官がはり巡らされていて、それが最終的に12本~20本になり、乳頭に繋がっています。
乳腺で作られた母乳は、乳管を通って乳首に届く仕組みなのです。

乳腺はホルモンの影響を受けやすく、生理サイクルや妊娠そして授乳中、その後も状態は常に変わっていきます。

乳管はホルモンの刺激を受けることにより、細胞分裂して増えていき、乳腺を形成していきます。

基本的に乳腺と乳管は、必ずセットと認識しておきましょう。

これらのふたつ成長がそれぞれ異なってしまうことが、陥没乳頭の原因です。
バストの大きさは乳腺と皮下脂肪の量で決まりますが、バストの成長に乳管の成長が追いつかないと、先端にある乳首を内側に引きこんでしまうのです。

これが、陥没乳頭になる原因のひとつとも言われています。

その他の理由としては、乳首を支える繊維組織が生まれつき未発達であることや繊維の癒着などが原因で乳首が内側に引き込まれるなど、原因はひとつではないのです。

突然陥没する場合、体からのSOSサイン!
先天性とは別に、後天的なケースには注意が必要!
このような症状が突然出た場合は、なるべく早めに医療機関を受診するようにしましょう。

これらは、乳がんや乳腺炎などを発症している可能性が高いときにあらわれるといいます。
後天的な陥没乳頭の場合は体からのSOSサインと捉えてしっかり、病院で診てもらうようにしましょう。

なんとなく恥ずかしいという理由で、受診を先延ばしにすると大変なことになりかねないので、早めに受診しましょう。

陥没乳首の治療や対処法は?

乳首 隠す

他人にはなかなか相談しにくいので、自分で何とか解決したいものですよね。

ここでは、セルフケアで出来ることを中心にご紹介いたします。

自宅のケアであればどうしても時間がかかりますので、根気よく続けていくことが大切です!

マッサージをする

オイルを使って行う!

オイルを乳首中心にバスト全体に塗り込み、血行を良くしてから行いましょう。
気を付けるのは、無理やり行わないこと!
痛みを感じたらすぐにやめるようにしましょう。

このマッサージ方法は、授乳のところで詳しくご説明しますね。

吸引器具を使う

空気圧を利用して、へこんでいる乳首を出す!
刺激を与えても乳首が陥没したままで変わらない場合に試してみましょう。
吸引器をバストに密着させた状態で空気を抜き真空状態にして、乳首を出す方法です。

使い方としては、まずバスト全体をマッサージします。
その後に吸引器で30〜60秒ほど乳首を吸引しましょう。

仮性陥没乳首の場合は出てくることが多いと言われてています。
乳首がでてきた場合は、乳首マッサージをしてあげましょう。

吸引器の種類としては・・・

■ポンプ式乳頭吸引機
費用は費用は500円〜700円
痛みが伴いことが多いようです。
■ブレスシールド
費用は1,500円~6000円
乳首に装着し、ブラジャーの内側に挟んで長時間使えるので、乳首が出てきやすいメリットがあります。
■電動乳首吸引機
費用は1万円前後
先端のカップを乳頭を軽く押し当て、ボタンを押したり離したりしながら吸引、
停止を繰り返えす電動タイプの乳頭吸引器になります。

吸引器の種類もさまざまなので、口コミなどを参考に選んでみるといいでしょう。
どれも痛みなどを感じた場合は無理をしないようにしましょう。

手術をする

 費用がかかる!

陥没乳頭(陥没乳首)の治療には、保険が適用される場合もあると言われていて、自己負担額は45000円ほど。
一般的な美容整形外科などであれば、両方で15万円ほどかかりますので、費用のみ比べるとかなりの差があることがわかります。

保健対象となる方は、40歳未満の方に加えて、今後授乳の予定がある方になります。
陥没乳頭が原因により授乳に障害がある、または授乳困難であると疑われる場合に保険適用になるという形になるのです。

最終的に保険適用になるかどうかは、医師の診断によるので、まずはクリニックや病院に相談してみましょう。

一般的な手術方法となると、乳首のまわりを3ケ所、Z型に切開する方法になります。
もちろん専門のクリニックなどであれば、傷が残りにくい方法なども取り入れているので、1つの医院に絞るのではなく、何件か手術方法などを比べて検討する方がよさそうです。

具体的な手術内容は・・・

局所麻酔を乳首に施し、乳頭部及び乳輪の皮膚を切開します。
周囲の結合組織から分離して乳頭(乳管)を引き出す手術になります。
手術時間およそ2~3時間になり、日帰りで行うことも出来ます。

手術直後は赤みが帯びて、傷を中心にして周囲が固く収縮しつっぱりが出ます。
この赤みと固さは1か月ほど続き、段々と軽減されていきます。
個人差はあるようですが術後の傷は10日前後で治ります。
抜糸については、1週間~10日後になり、入浴は抜糸の翌日から可能になります。

手術にはメリット・デメリットが存在します。
きちんと信頼できる医師と相談した上で進めるようにしましょう。

陥没乳首でも授乳は可能

陥没乳首でも授乳は可能

気になるのは、赤ちゃんにきちんと母乳を上げられるかどうか・・・
基本的には授乳は出来ますが、赤ちゃんが飲みにくい、吸い付きがあまりよくないという点もあるようです。

飲ませるときのポイントは??
赤ちゃんに乳首だけではなく、乳輪全体を口に入れるようにすること!
乳輪全体を口に入れて授乳することで、ママは乳首の痛みが軽減して、赤ちゃんも母乳を飲みやすくなります。

マッサージで乳首をやわらかく

マッサージで乳首を柔らかくすることで、授乳がしやすくなります。

マッサージの方法は・・・

①まず片方の手で乳房を支え、もう片方の手の親指・人指し指・中指で乳首をつまみ出します。
②次に人差し指と親指で乳首をつまみます。
③基本的には3秒ほど、乳首が硬ければ5~10秒かけて上下に少しづつ圧を加えていきましょう。
④最後に、人差し指と親指で乳首をつまみ、こよりを作るように横、縦方向に指を動かしましょう。
指が白くなるくらいまでしっかり圧迫することがポイントですが、痛みを感じたら少し力を弱めましょう。
最初は時間をかけて乳輪部から乳首にかけて、位置や方向を変えながら1分ほど圧迫していきます。
乳首の硬い人や過敏な人は2~3分かけて、ゆっくりしっかり行いましょう。
※妊娠初期の方はこのマッサージは行わないでください!!

妊娠初期の場合は乳首を刺激することで子宮が収縮してしまいますのでマッサージを始めたい場合は、胎動を感じ始める20週あたりからにして念のため医師に相談しましょう。

乳頭保護器をつかう

これは、乳首に被せることで乳頭守る保護カバーのこと!これが、陥没した乳首の変わりになる!
乳輪全体を覆ってくれるような保護器でもあり、自分と赤ちゃんに合う保護器を使うことも大事なポイントです。

陥没の状態にもよりますが、赤ちゃんに乳首をたくさん吸ってもらうことにより、徐々に乳頭が自然とでてくる可能性もあるので、こちらの乳頭保護器と併用しながら授乳を行うのもいい方法になります。

搾乳器をつかう

搾乳だけではなく、乳首吸引器の役割も果たしてくれる!
最初から直接母乳が難しい場合は、こちらを上手く使いましょう。
基本的に、分泌量を増やすため搾乳はしなければならないのに合わせて、乳首も出せるとなれば、いいこと尽くしですね。

ただ産院によっては、搾乳器の使用を勧めないところもあるので、実際に産んだ産院で相談して使うようにしましょう。
ただこれは個人差があるので、必ず乳首が出るという訳ではありません。

まとめ

陥没乳首が気になる方は、まずはセルフケアを試してみることからはじめてみましょう。
1日だけでは変化しませんが、しばらく続けることで成果が出てくることもあります。
諦めずに続けることも大事ですね。

 

陥没や色や大きさなど、乳首の悩みは人それぞれですよね。
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