乳首がかゆくて困った・・・乳首のかゆくなる原因と対策は?
「乳首がかゆくなって困った!」そんな経験ありませんか??
家の中であればまだしも、お出かけ中に突然痒みが出てしまうと、場所が場所なだけに人前でかきむしることもできず、困ってしまいますよね・・・。
今回は、乳首がかゆくなる原因とその対策を解説していきます。
目次
乳首がかゆい原因とは?
乳首がかゆいのはどうしてなのでしょうか?
乳首がかゆい原因として、主に下記のようなものが挙げられます。
・授乳による傷が原因
・皮膚の乾燥による刺激が原因
・妊娠や生理などによる女性ホルモンバランスの乱れ
・清潔でないことが原因
・乳がんの初期症状
炎症を起こしている
乳首がかゆい原因の一つに、炎症を起こしていることが挙げられます。
そもそも乳首には皮脂腺が多く、皮脂を分泌することで乳首を保護しています。
ところが、なんらかの理由で皮脂の分泌バランスが乱れると炎症を起こし、かゆみなどのトラブルを引き起こしてしまうのです。
また、乳首がブラと擦れるなど、外的要因によっても炎症が引き起こされ、かゆいと感じることもあります。
これは、刺激性接触皮膚炎と呼ばれ、誰にでも起こりうるもの。
肌がかぶれた状態になり、赤みや酷くなると皮膚の表面に水膨れができることもあります。
このほか、何らかの刺激によってアレルギー反応が出て炎症を起こし、かゆみなどの症状が現れる、アレルギー性接触皮膚炎もあります。
授乳による傷が原因
赤ちゃんに栄養を運ぶ大切な役割を果たしてくれているハズが痛くて授乳ができない!!
産まれたばかりの赤ちゃんにはチカラの加減はできません。
ママから栄養をもらうため、一生懸命おっぱいを飲んでいます。
初めから上手に飲める赤ちゃんもいれば、まだまだ上手に飲めない赤ちゃんもいたり、ママのおっぱい事情もひとそれぞれ。
産まれたばかりの赤ちゃんは、吸う力や角度のお勉強中なのであれこれと赤ちゃんなりに調整しているのです。
そうすることでママの乳首に負担がかかり、表面に傷がついてしまうとヒリヒリやツーンとした症状が出てきてしまいます。
負担を減らすための対策アイテムがあるのをご存知ですか?
これからご紹介するので、いろいろ試してみるのもいいかもしれませんね!
◇搾乳器を使い乳首をケア◇
完全母乳で育てたい!というママさんたくさんいらっしゃいますよね。
でも、授乳時間が長かったり、生後5ヶ月頃には歯が生え始めの時期なので噛まれてしまって傷がついてしまうことが多くなってきます。
そうなると、授乳をするのが何だかトラウマになりそうな程に・・・
そんな時には搾乳器が断然おすすめです。
乳腺炎のトラブルも防ぐことができるので、「搾乳機を使って良かった!楽ちん!」という先輩ママの声たくさん聞きました。
搾乳器を使って少し乳首をお休みさせてあげることも大切なのです。
◇乳頭保護器を使う◇
ママの乳首をカバーしてくれる保護器は、赤ちゃんが口にしても安全な素材でできたシリコン製のものです。
赤ちゃんの歯が生え始める頃は、歯茎がウズウズして赤ちゃん自信もツラく、おもちゃをかじったり、ママの乳首をかじってしまいます。
乳頭保護器はトラブルになる前の対策として使用するのもOK!
他に陥没乳首や扁平乳首の授乳をスムーズに行うために使用されることもあるそうです。
なんらかの物質に対するアレルギー反応が出て炎症を起こし、かゆみなどの症状が現れることもあります(アレルギー性接触皮膚炎)。
傷が悪化し血が出てしまうと赤ちゃんも飲んではくれなくなってしまうので、このようなことになる前に対策をするのが一番ですね!!
完全母乳で育てたいママさんにオススメです。
皮膚の乾燥による刺激が原因
乾燥肌やアトピー体質の方は、冷暖房による室内での乾燥で症状がでやすくなってしまったり、授乳後にきちんとふき取らずに乾燥している場合もあります。
赤ちゃんが飲み終わった後の乳首には唾液がついています。
この唾液を放置してしまうことにより、乾燥し痒みがさらに悪化してしまうのです。
そうすると、皮膚が切れて出血してしまうことも!
その他、サイズの合っていない下着を身に着けていると摩擦によって皮膚に傷がつき、かゆみの原因にもなるようです。
◇保湿でケア◇
乳首の皮膚が乾燥しているとボディソープの成分が肌に合わなかったり、強く洗いすぎてしまう事によって、かゆみの原因になることも。
お風呂上りの清潔なお肌に、ボディクリームやオイルでしっかり保湿してあげましょう。
乳首をケアする保護クリームやオイルなどは、授乳中でも使用可能なものが売られています。
妊娠や生理などによるホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると、生理中はお化粧のノリが悪かったり、吹き出物(ニキビ)がでてしまったり・・・と、お肌がとても敏感になりますよね。
必要な栄養素がお肌に運ばれず、水分は失われ乾燥したり、ストレスを感じてしまうことも多くなります。
そんな時は、できる範囲で身近なリフレッシュ方法を見つけて生理前のイライラやお腹の赤ちゃんに影響がでないように心がけましょう。
オーガニックアロマオイルなど、香りも楽しみつつ癒されながらカラダ全体を保湿してあげてはいかがでしょうか??
◇食生活や生活習慣を整えることが大切◇
「食べることは生きること」と言われているように、私たちの体は口にしたものから成り立っています。
ですので、無理なダイエットをすると肌に必要な油分が足りなくなってしまい、肌がカサカサしたり、体に元気がなくなることも。
そして気付くといつもイライラしてしまっている自分が・・・なんてことありませんか?
こういった食生活はお肌の乾燥や吹き出物(ニキビ)だけでなく、髪の毛までスカスカにしてしまいます。
お肌も髪の毛も女性にとっては、ずっと綺麗でいたいものですよね。
「やりすぎ」や「かたより」はデメリットばかりです。
ほどよく良くバランスを整えることでカラダが軽く楽になったり、お肌の調子も上がったりと、自然に笑顔になることが増えて生活リズムも整ってくるものです。
清潔でないことが原因
暑い季節には汗によって清潔に保つことができず、かゆみが出てきてしまうこともあります。
常に清潔な状態で尚且つ、保湿を忘れずにしましょう。
特に、陥没乳頭の場合は皮膚と皮膚が重なりあって、隠れている部分に垢がたまりやすくなります。
いずれにしても、きちんと洗いきれていないのが原因となるので、しっかり清潔にしてあげましょう。
乳がんの初期症状
乳首がかゆい原因に、乳房パジェット病という乳がんの一種も考えられます。
乳房パジェット病は、乳首を中心に赤い腫れやただれ、かさぶた、出血などの症状が現れます。
乳房パジェット病になると、体内でパジェット細胞というがん細胞が増殖していきますが、初期のころは皮膚の表面にとどまっています。
かなり珍しい病気で、通常は片方の胸だけに発症しますが、両胸や男性にも発症することも まれにあります。
乳がんの代表的な症状である しこりはみられず、適切に治療すれば順調に治っていく病気です。
その他の肌トラブルが原因
かみゆを放置することにより、お肌のトラブルが悪化して乳首から膿出たり出血してしまうという場合も・・・。
乳首のかゆみにはこのような症状も
人によってかゆみがでるタイミングは異なります。
生理前に急にかゆみだしたり、季節によって強いかゆみがでる時期とそうではない時期があったりと、その日の体調や環境の変化にも左右されることも。
暑い季節には汗疹によるかゆみもあるので、清潔に保つことを心掛けていきましょうね!
乳首の片方だけがかゆい
乾燥による場合で片方のみとは考えにくいですよね。
もしかして大きな病気かも!と思ってしまいがちなのですが、女性はホルモンの関係で乳頭がかゆくなる事がたびたびあるそうです。
乳腺によるものではなく表面の皮膚による場合は皮膚科で診察してもらいましょう。
かゆみが続き、分泌液が出てくる場合はすぐに病院で診てもらってくださいね。
ぶつぶつが出る
この乳輪にあるぶつぶつって私だけ?!もしかして何かの病気かも・・・。
他人と比べることができないのでとても心配になってしまいますよね。
ですがこれはモントゴメリー腺という、乳輪、乳頭を守ってくれる皮脂腺!
この皮脂腺には、皮脂を分泌してくれる働きがあるので、必要な油分が少なくなると乾燥しかゆみの症状がでてくることも。
このモントゴメリー腺(乳輪にあるぶつぶつ)は生まれつき誰にでもあります。
ですが、「大きさ」「数」「色」は人それぞれなので、目立つ人や全く目立たない人がいるのです。
なので他人になくても自分にある場合もあります。
なんとこのモントゴメリー腺(ぶつぶつ)を除去する手術もあるそうです。
10分程でおわる手術のようでもちろんメスを使うそう。
このモントゴメリー腺は産前産後の女性ホルモンの働きにより、身体の変化で出てくる(目立ってくる)方もいるようです。
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痛みがある
10代では、成長期による生理前や生理不順で胸にかゆみや痛みの症状があらわれることがあります。
妊娠中はホルモンの発達により赤ちゃんの栄養を作らなくてはならないため乳房が大きく発育し、かゆみや痛みの症状が通常の痛みより強く感じる場合があるそうです。
中には衣類に触れるだけでも強い痛みを感じることも。
この場合はなるべく下着を身に着けるのを避け、無理のないように過ごしてくださいね。
他には女性ホルモンの減少が乳首の痛みを引き起こすこともあるそうです。
これは40代~の更年期障害によるもので、閉経前後になる方が多いようです。
これらの痛みは女性ホルモンの働きによる症状ですが、自分の中だけで解決しようとせず、そして無理は絶対にせず、体調が悪いと感じた場合はすぐに病院で診てもらいましょう。
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乳首のかゆみが続けば医師に相談がおすすめ
ボディクリームやオイルを塗ってもすぐに下着についてしまい、保湿ができない!
そんなときは、クリームやオイルを塗った後、サランラップや絆創膏で覆ってあげると下着に付かずにしっかり保湿ができます。
保湿をしていたけれど、全くかゆみが治まらない!
そんな症状が続く場合は何かの病気のサインかもしれません。
かゆみだけでは体調の変化に気付きにくいものですが、一度病院でみてもらいましょう。
炎症が原因の場合の治療法
乳首がかゆい原因が炎症であった場合には、医師の指導のもと、ステロイド外用薬をかゆみのある部位に塗り症状を抑えていきます。
炎症が強い場合は、ステロイドや抗ヒスタミン薬の内服をすることもあります。
ただ一度治まったとしても、またすぐに症状を繰り返すことも少なくありません。
できるだけ、かゆみのもととなる物質を避けるなど、日ごろから再発を防ぐことが大切です。
乳房パジェット病が原因の場合の治療法
乳首がかゆい原因が乳房パジェット病によるものと診断された場合は、乳がんとしての治療が行われます。
治療法には2つあります。
1つは「局所療法」による手術や放射線によってがん細胞をピンポイントに取り除く方法。
もう1つは「全身療法」による薬物などを用いて全身にアプローチする方法です。
乳がんは、比較的治療法が多い疾患と言われています。医師と相談しながら、最適な治療法を選択しましょう。
まとめ
乳首がかゆい原因についてお話してきましたが、いかがでしたか?
女性のお肌はとても敏感ですので、お肌の調子の良い時は体が元気な証拠。
「なんだか最近疲れているな」と感じた時はお肌がくすんで見えたり、おでこにぶつぶつが出てきてしまったりと、とても正直なのです。
そんなお肌にかゆみや痛みの症状が出ている時はきっと何かのサインなので、定期的に自分自身に問いかけて見直すことが大切ですね。
かゆみだけでなく女性は乳首に関する悩みはたくさんありますよね。
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